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2014/07/03
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歴史⑰ 大国の政策4 満州国建国
今回は歴史シリーズで一番難しいかもしれませんので、
ちょっと大まかなおさらいをしてみたいと思います。

1894年日清戦争

戦争の内容:朝鮮半島をめぐる清と日本との戦い
戦争の目的:朝鮮の独立を確定しロシアの南下政策を阻止
戦争の勝敗:日本の勝利
戦争の結果:大韓帝国の誕生
        日本の遼東半島と台湾の占領

1895年三国干渉
 ロシア・ドイツ・フランスの干渉により
 日本はいやいやながら遼東半島を清に返還


1895年~1903年
 ロシアが満州鉄道を敷設
 遼東半島先端の203高地に強固な要塞を建設
 朝鮮半島の釜山に軍港を作る計画を立てる

1904年日露戦争
戦争の内容:ロシア南下政策に対する日本独立確保
戦争の目的:遼東半島、満州からロシアを追い出す
戦争の勝敗:日本の勝利
戦争の結果;南満州鉄道の権利獲得
        千島列島と樺太南部を占領
        ロシアの南下を防いだ


日露戦争を短期に終わらせなければ、
国力の差でロシアに負ける可能性が高かった日本は
開戦と同時にアメリカに仲裁をもとめて交渉

アメリカはこれに応じ
1905年ポーツマス条約が結ばれ
日本はロシアに判定勝ちしました。


さて、なんでアメリカが日本に協力したのか?

アメリカの思惑は歴史的事実を見れば明らかで、
フロンティア精神をうたって
インディアンをじゃんじゃん殺し、
西進しながら、
さらにメキシコと戦争してカリフォルニアを取ります。
さらに1898年スペインと戦争しフィリピンを取ります。
同じ年にハワイもとりました。

次にアメリカが狙いをつけたのは中国

しかしすでに中国にはイギリス・ドイツ・ロシアなど、
列強国が入ってきておりますので、
簡単には入っていけない。

中国で唯一列強に分断されていなかった満州ですが、
アメリカが一番恐れていたのは、
もちろんロシアの南下でした。
もし、満州をロシアがとってしまったら、
アメリカ資本が入っていける隙間がなくなってしまいます。

そこで日露の間に立ち、仲裁に協力します。

ロシアに取られるより、日本に取られたほうが
後々アメリカが入りやすくなると思ったわけです。

アメリカが日本とロシアの仲裁に入った理由は
まだまだ多くあると思いますが、
その後、張学良と共にと条約を無視して満鉄併行線を
日本を無視して勝手にと築いている事からも
その意図がはっきりとわかります。


つまり満州には
日本・ロシア・中国・アメリカ、4か国の思惑が
渦巻いている状態でした。

ちなみに満州地方は英語でノーマンランドと呼ばれ
文字通り「誰もいない土地」でした。
そんな誰も住んでいない土地でしたが、
日露戦争でロシアから戦争賠償金を取らない代わりに
日本は満州の租借権(清から土地を借りる権利)と
満州鉄道の権利を得たわけです。

当然日本は満州の開発に着手します。

しかしここで大事件が発生します。、
1911年清で辛亥革命が起き
清が滅亡し蒋介石を中心とした中華民国が誕生します。



満州に租借権を持っていた日本は
辛亥革命後もどんどん満州に投資していきます。

ここが非常に複雑で
ロシアが清から租借していた満州でしたが、
日清戦争で日本がロシアに代わって租借することになり、
その後、清国そのものがなくなったわけです。

清の後に誕生した中華民国は
南部を中心とした漢人達で
その勢力は南部のごく限られた地域だけでした。
北側は張作霖を中心とした北支と呼ばれている
軍閥が群雄割拠している戦国時代の様相を
呈していおりました。

蒋介石は北伐といって
北部にも何回か攻め込んできますが、
なかなかうまくいかないという状態です。

ここでちょっとそもそも論ですが、
漢民族と満州族はもともと違う民族です。
漢民族は農耕民族で
満州族は狩猟民族
言葉も文化も全く違う。
漢民族は南部のシナ半島付近に多く住んでおりましたが、
清国は女真族(満州族)のヌルハチが
漢民族の国(明)を滅ぼして
南部を占領してできた国でした。

万里の長城を見ればわかるように
北部にいた満州人やモンゴル人の侵入をを恐れ、
漢民族自身が万里の長城を築いたわけですから、
万里の長城以北は中国ではないと、
漢民族自らが宣言しているようなものです。
万里の長城以北に満州があり、モンゴルがあるわけです。




しかし満州はあくまで清国であったわけで、
日本は租借しているだけであることに
変わりはありません。


ロシアから租借権を譲渡されはしましたが、
その租借権は1923年に切れてしまいますので、
いずれ中華民国に返さなければならない、
のか
そもそも万里の長城以北は中国ではないので、
日本がそのまま支配して良いのか
は、私にはよくわかりません。

しかし、日本は律儀に中華民国に
租借権などの延長を申し入れます。

日清・日露・第一次世界大戦すべて勝利している日本は
名実ともに大国となったわけですが、
ここである意味大国らしいと言えば大国らしい
かなりキツイ要求を中華民国に叩きつけます。
いわゆる対華21か条の要求というやつで、
この中に旅順・大連(関東州)の租借期限を
99年間延長することや
現地日本人の土地商租権の保護などの
要求が含まれています。

全ての条項は認められませんでしたが、
そのうちの16か条が認められ、
日本と中華民国は条約を結びます。

しかし、締結後すぐに中華民国は
日本に土地を貸したものは公開裁判なしに死刑!
という条例を作り、日本との条例を
すぐに破ってしまいます。

また、
満州の利権を守るために
日本は当初、その地域に勢力をもっていた
張作霖(ちょうさくりん)と手を組みます。
当初親日的であった張作霖でしたが、
寝返って反乱を起こすようになります。
後に満州事件となります。


さて、
こうした動きと同時に
清の最後の皇帝溥儀(ふぎ)が動き出します。
辛亥革命で清が滅びるわけですが、
その際、歴代皇帝のお墓は
ことごとく爆破され、粉々に吹っ飛びました。
一緒に収められていた埋葬品である
金銀財宝はすべて略奪されました。

後金に住んでいた女真族であるヌルハチから
はじまった清という国ですが、
何回か書いていますが、
清は中国ではなく、満州人が
漢人を占領支配してできた国です。
長らく続いた清の歴史ですが、
満州人の支配より、
漢人の支配のほうがいい、と
辛亥革命が起きたわけですから、
漢人としては今まで支配していた
皇帝の墓をその恨みから爆破するというもの
まぁ100万歩譲ってわからないではありませんが、
溥儀はこれに猛烈に憤慨します。

ちょっと日本人には想像がつきませんが、
徳川家のお墓を暴くようなものです。
日本ではそんなことは起こりませんね。
徳川家は今でも尊敬されています。


溥儀としてはもう漢人はヤダ!!
生まれ故郷の満州に戻って
もう一度国を作り直そうと
日本に助けを求めてきます。

当時の隣国で圧倒的な力を持っていたのは
日本ですし、関東州の利権を持っていたには
日本ですから、
溥儀が日本に助けを求めてくるもの
当然といえば当然です。


ここで日本は
良く言えば溥儀を助けて
悪く言えば傀儡政権を作って
満州国を建国するに至ります。


ここまでをまとめますと
①日本の満州における利権確保
②中華民国の条約違反
③アメリカの満州利権の横取り
④溥儀の建国援助要請
⑤張作霖の爆破事件
これら5つが重なって
日本は満州国を建国する決定をします。



日本は列強各国に認められるように
国を挙げて満州の整備を進めます。

ノーマンランドと言われた満州が
瞬く間に発展していきます。
鉄道を引き、病院を作り、学校を作り
道路を整備していきます。
この発展の様子は
日韓併合後の朝鮮半島の発展と
非常に類似しています。

満州人、漢人、朝鮮人、日本人が
満州国にどんどんやってきて
人口は急増します。
治安が維持され、
税金が安く、財産は保障されている。
衛生環境が良く
経済も急速に発展し、
各国の人たちが平等に暮らす街
もちろん、日本人の力が強かったわけですから、
インフラ整備や治安維持や政治体制など、
多くの投資が行われました。

朝鮮半島に続き、
満州もグングン成長していくことになります。

満州に作られた多くの建設や鉄道は
今も中国でそのまま残って使われているものが
多い。

「満州」 「写真」などで検索すると
ここがノーマンランドだったとは
とても思えないほどです。

満州国の発展を見ていた北支の人たちは
南部を支配していた蒋介石率いる
中華民国から分離して
満州国側に付く運動が出るほどでした。
いわゆる華北分離運動です。



しかし、そうした満州国の発展を
快く思わない人も当然います。

満州を占領された中華民国の蒋介石は
イギリスと手を組み
リットン調査団という組織を満州に送り込みます。
中国に多大な利権を持っていたイギリスが
日本の進出を快く思っているはずもなく、
調査団は満州国の建国は不当であると
結論付けます。

日本は全然関係ないイギリスの調査団なんか
無視していれば良かったのですが、
ついカッとなって
国際連盟を脱退。
国際的な孤児となります。


その後上海事変、南京事件とあって
日中戦争に突入しています。




だいたいですが、満州国建国の経緯は
分かったでしょうか?
非常に複雑な利害関係の中で、
日本は満州国を建国するわけですが、
もし、日本が白人の国なら
満州国建国は認められていたと思います。
もともと、有色人種の発展を快く思っていない
アーリア人からすると、
うっかり大国の1員となった有色人種の日本が
にょきにょきと勢力を拡大するわけですから、
リットン調査団なんて
そもそも調査する前から結論は出ているに等しいと
わたしには思えます。


日韓併合にしても
満州国建国にしても
日本は多大な投資をし
その後の発展している事実を見ると
これがいわゆる侵略にあたるのかどうか?
疑問符です。

侵略とは侵略した一部の人だけが発展することです。
言葉を教えず、現地の人たちが結集できないように
することです。
圧倒的な武力で力で押さえつけることです。

日本が占領した地域では
経済が発展し、識字率が上がり、インフラが整備され、
日本人だけでなく、朝鮮人も満州人も
ともに発展しているという事実。

アーリア人が占領していた国々では
投資どころか搾取が横行し
国そのものが発展しているとは思えません。

日本人とアーリア人の差が
占領地の発展をみると良くわかります。



ちょっとここからは蛇足ですが、
日本は朝鮮と満州を支配したわけすが、
その結果として発展してくことになるわけです。
しかし、大東亜戦争に敗れ、敗戦国となると
中国人からも韓国人からも恨みを買うことになります。

心理学の世界で
「学習性無力感」というのがあります。
犬の実験で
ブザーが鳴った数秒後に
床に電気を流します。
犬は痛いので、
ブザーが鳴ると床から離れようとジャンプします。
同じ仕組みの部屋を2つ用意します。
それぞに犬を入れて、
一方の部屋の犬はジャンプすれば飛び乗れる台があり、
電流から逃れることができます。
もう一方の部屋の犬には、
どうやっても届かない高さの台を置きます。

最初ブザーが鳴ると
犬は頑張って台に飛び乗ろうとしますが、
絶対に届きません。

何度も何度もトライしますが、
どんなに頑張っても届かないことを学習すると
犬はブザーが鳴っても全く動こうとしなくなって、
電気を流されるがままとなります。

抵抗しても無駄であるということを完全に学習するのです。


人間にもこれと同じことが良くあります。

どんなに就職活動しても無駄だからニートになる。
ダメだダメだといわれ続けると、鬱になる。
これらもある種の学習性無力感の一種です。

アーリア人が侵略した地域の人たちは
戦後も文句を言いません。
これは徹底的にいじめつけることで
もはや抵抗することを諦める
ある種の学習性無力感なんだと
私は思います。

徹底的に虐殺し
女は自由に乱暴し、
裸で牢屋に死ぬまで閉じ込める
優秀な人材が出てきたときは
その両手首を切断し、
言葉や宗教で統一させずに内部分裂を促す
とにもかくにも、徹底的にやっつける。



日本は占領地を発展させるために
ガンガン投資して、ともに発展してきたのに、
戦後、逆に恨みを買い、
中国と韓国から散々文句を言われるようになります。


もちろん、日本人もアーリア人の支配のように
徹底的にやるべきだったとは思いません。
今後も日本は誠実に行かなければいけませんし、
民主的・人道的・平和的な国として、
邁進していくべきだと思います。

現在の日本の歴史教育は
日本が他国を侵略し、
人道的にも文化的にも
間違っていることをしてきたんだ、という
自虐的な歴史観に基づいています。

しかし、
単に「侵略」とだけ教えることをせず、
より一段深く、より具体的に
私たちのおじいさん、曾おじいさん達が
どのような歴史を築いてきたのか
どのような政策をとってきたのか
また、その結果、その国がどのように変化したのか?
もう一度じっくりと考えて考察しなければ、
いけないように思います。

自分自身はもちろん、
これから日本を背負って立つ子供たちが、
日本という国にたいして、自虐的にならず、
誇りを持って、胸を張って他国の人たちと
仲良く、ともに理解を深めるために、
自分の父がおじいさんが、曾おじいさんが築いてきた歴史を
また、もっと広く人類の歴史そのものを真正面からとらえ、
一面的ではなく、より多角的に見る力こそが、
将来必ず役に立ってくると思います。

そういった意味で
現在の歴史教育は大変一面的であるし、
あまりにも教えていない部分が多いと思います。

これまで私が書いてきた内容は
恥ずかしながら、私自身42年間知りませんでした。

なぜ、知らなかったのか?
その原因も後の歴史シリーズの中で
私なりの考察をしたいと思います。



すいません、ちょっと熱くなって
長くなってしまいました。。。。



えー、さてさて、
次回は「歴史⑱ 大東亜戦争1 アメリカの挑発」です。

おしまい。


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