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2010/12/27

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エンジンの声
「130キロはでますよ!!」

とか

「120キロ巡航は普通にいけます!」


など、

良く聞きます。


上記は250ccのビックスクーターの話です。


えー、お堅い話をすると、
法定速度違反です。



ここからが本題。

私のフィーリングですが、
250ccのビックスクーターは100キロ巡航が限界です。
エンジン的に余裕を持って走れるのは90キロくらいまでです。

フルスロットルでひたすら行けば
130キロも出るでしょうが、
それはエンジン的には相当な負担な筈です。


無理な負担をかけたまま走行し続けるとどうなるか?




エンジンオイルが減ります。





通常走行でも、ほんのわずかですが、
オイルリングでかき落とされないオイルが
ガソリンと一緒に燃えてマフラーから排出されます。

超高回転で走行すると
油温が上がりオイルはサラッサラになります。

んで、オイルの消費量が一気に上がります。


ビックスクーターで高速道路を毎日使って通勤している人は
特に注意が必要です。

スカイウエーブを除けば、
その他メーカーのビックスクーターのエンジンオイル量は
わずか1リットルほどです。

高負荷、高回転を長距離続けると
オイルが消費され、なくなってきます。
もともとオイル量が少ないビックスクーターですから
オイルが担っている仕事量は想像以上に過酷です。

あっという間にオイルがなくなり、
油膜が切れた瞬間に焼きつきます。




先日6000キロオイル交換をしないまま、
高速道路通勤をされていたスクーターが
焼きつきで入庫しました。



エンジンから悲鳴に似たガラガラ音が聞こえてきます。


幸いなことにクランクやヘッドは焼きついていませんでしたが、
シリンダーガリガリ
ピストンガリガリ
でした。


すっかりピストンリングが固着して
圧縮も5.5キロしか上がっていませんでした。




ビックスクーターのオイル交換は
高速道路通勤の方は2000キロ毎
通常使用の方も3000キロ毎に行うようにしてください。

オイル管理さえしっかりしていれば
そう簡単には壊れません。








ちなみに私が乗っているカブ90(ドノーマル)
めいっぱい飛ばせば80キロくらいでます。

しかし、一瞬ならともかく、
とても巡航できるスピードではありません。
エンジンはピストンが突き出てきそうなほどの超高回転。
60キロ巡航で精いっぱいな感じです。
エンジン的に余裕のある回転を考えると
50キロ巡航くらいが望ましい。


だいたい2000キロ毎にオイル交換をしています。






エンジンの声をよく聞いて、
負担のない巡航速度で走行すると
エンジンのもちも断然変わってきます。

シングル、ツイン、トリプル、マルチと
エンジンの形態によってパワーもトルクも
巡航可能スピードも違いますが

ま、極論を言えば
法定速度を守って、
無理な運転をしないのが一番です。

一般道では
「安全に」そして「確実に」目的地に着くことが
結果的に最速の走りとなります。

違反しておまわりさんに捕まったりした日には
簡単に30分くらい足止めです。
それこそ、事故なんかしたら、
目的地へもたどり着けない。


がっつり走りたい人はサーキットへ行きましょう!
一般道より格段に安全に、そして楽しく全開走行できます!



年末年始で普段運転しない人が
いっぱい街を走っています。
お店を探していたりでフラフラ走っていたり、
携帯やナビいじってたりで、
非常に危険です。

渋滞も多くなってイライラしている人もいます。


危なそうな車輌には近づかない!
これに限ります。


年末年始は特に安全運転でいきましょう!



そしてオイル交換!


きっちりメンテナンスして新年を迎えましょう!



おしまい。

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