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2019/03/25

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マネーの価値とモノの価値

ブレトン・ウッズ体制が崩壊して、
金本位制がなくなってから、
お金の価値に対する「裏付け」が
完全になくなりました。
ニクソンショックは
1971年8月のことです。


1971年8月以前は
マネーは金と交換することが出来ました。
マネー(紙幣・硬貨・預貯金など)は
金交換券だったわけですが、
世界の貿易量が増大していく中で、
マネーの量は圧倒的に金の量を上回りました。
ブレトンウッズ体制の崩壊は
考えてみたら自明だったわけです。


実質的価値の裏付けを失ったマネー
この時から無限に増えることが出来ますし、
同時に
借金も無限に増えることができるようになった。


ちょっと古いデータしか見つかりませんでしたが、
1971年から2010年までのグラフでも
世界のマネーの量は約50倍
さらに10年で少なくとも
1971年対比で70倍~90倍くらいには
なっている筈です。



マネーは無限に増えることができることが
データ上でもはっきりわかります。


もちろんお金は信用創造で増えるわけですから、
このグラフの裏側には
全く同額の「借金」が存在しています。


そしてその両方に「金利」がかかります。


お金を貸すと金利を得られる
お金を借りると金利を取られる。


まぁ、当たり前の話ですが、
借りるときと貸すときは金利に「差」がりますね。


貸す時の金利より、
借りる時の金利は圧倒的に高額です。


つまり、
借りる人は加速度的に貧乏になり、
貸す人はどんどん金持ちになる仕組みと言えます。




「金・ゴールド」という物理的な裏付けを失ったマネーは
仮想空間の中で、無限に増え続け、
格差を無限に拡大し続ける
格差増大マシーンとも言えます。




一方で、
モノの価値、つまり、実体的な価値とはなんでしょうか?
例えば家や車、食べ物、人間まで含めて、
モノの価値は一定の割合で価値が減っていきます。


家や車は古くなるし、
食べ物は腐るし、
人はどんどん年を取っていきます。


平家物語の冒頭にこうあります。
「祇園精舎の鐘の声、
 諸行無常の響きあり、
 沙羅双樹の花の色、
 盛者必衰の理(ことわり)をあらわす」


鐘の音は世の中がどんどん変化していくことを表し
花の色は栄えるものは衰えるし、
それは永遠につづかないという理(ことわり)を
あらわものだ。


と言うことですね。


この世のモノは常に変化し衰えていく。


モノの価値は常に衰えていく方向に進んでいます。


物理学的に言えば、
エントロピーは常に増大する方向に進みます。
整然→混とんへ
ビックバン→宇宙の加速度的膨張へ
コーヒーにまぜた牛乳は
もうもとに戻すことはできません。






マネーの価値は
仮想空間の中で無限に増大し、
モノの価値は
実質空間の中で劣化していきます。


この仮想と実態の価値に対する


人類がマネーという概念を発見し、
そこから金という実態に対する裏付けを失って
わずか50年足らず。


ブレトンウッズ体制が崩壊したように、
いつか現在の金融体制も崩壊するんだろうと思います。


それがいつかは分かりません。


少なくとも、

米ドル主体の金融体制は
近い将来崩壊することは
エントロピーが増大するように、
いずれ制度崩壊を起こします。


それはアメリカの衰退と共に、
少しずつ進んで行きます。



日本は米ドル国債を大量に買っていますが、
いつの日か米ドル国債は紙くずに変わる。





モノそのものに価値を置いた
実態経済に即した価値観の創設

今後の世界の潮流となるか?
その分岐点には
必ず大きな戦争がありそうです。



今日は徒然です。



おしまい。

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