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2019/03/03

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体罰と暴力

「児童虐待防止対策を強化するため、
 政府がまとめた児童福祉法と児童虐待防止法の
 改正案の概要が2日、明らかになった。
 両親らに「児童のしつけに際して体罰を
 加えてはならない」と体罰禁止を明記
 千葉県野田市で小学4年の
 栗原心愛さん(10)が死亡した事件を受け、
 教育委員会などの職員の守秘義務や、
 配偶者暴力の相談機関が児童虐待の
 早期発見に努めることも新たに規定する。」

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019030
200494&g=pol&fbclid=IwAR3MLdksuSDtIMluhl_
SD9HS33LRAdSAcOOXyjGs708iqIpJodkA-4X3Vc0

だそうです。


まず最初に結論です。


2つの点で完全に間違いだと思います。



まず1点目は
「体罰」と「暴力」を一緒にしている点
完全に間違えていると私は思います。


もちろん何でもかんでも体罰を与えればよい
というものでもありませんが、
周りがみてれば、
その親が暴力を振るっているのか
躾(しつけ)をしているのか、
そんなことは、だれでもすぐ分かると思います。


栗原心愛さんの事件は
躾の範囲を大きく逸脱し暴力であり虐待です。
児童相談所もそのことは十分にわかっていたはずです。
この事件で一番いけないのは
もちろん両親であることは
以前の日記にも書きました。
しかし、ついで児童相談所の職業放棄
大きな問題です。


絶対気づいていたと思いますよ
児童相談所の職員さん。


気付いていながら
ある意味職業を放棄し
心愛さんの死へとつながってしまったわけですから、
担当の職員はそれこそ永遠に
自責の念にさいなまされることになるでしょう。


躾なのか暴力なのかは
誰だって見ればすぐにわかると
私は思います。


しかし、
隣の家に住んでいる人の顔も分からないなど、
各家族化が極端に進んでいる現在、
周辺地域住民が子供に対する虐待に気が付きにくい
という現状は確かにあります。


そのためには児童相談所の増設
そのための人員確保
現代社会には必要なんだろうと思います。


作るべきは体罰を禁止する法律ではなく、
道徳や倫理の教育(具体的には教育勅語の復活)
児童福祉施設と人員・予算の確保

なんだろうと私は思います。


体罰と暴力は明確に違います。
一色単にしてはいけません。

体罰はあくまで躾(しつけ)であり、
暴力は犯罪です。

そこのところは、明確に分けて考えなければいけません。




第2に
何でもかんでも法律で禁止していくという
考え方自体に反対です。
個人の自由は最大限尊重されるべきですし、
個人の自由を縛る法律は
最小限度に留めるべきだと思います。


しかし一方で、
最低限のルールは必要です。
人を殺してはいけませんとか
人に暴力を振るっていいけませんとか
人の物を取ってはいけませんとか
いじめはいけませんとか
社会生活を営む上で必要な
一定のルールがあります。


小中高大と進んで行く中で
社会にはこういったルールがあることを
すこしづつ学びます。


しかし、そのルール


子供にとっては
非常に理不尽なルール
感じることもあると思います。
制服を着なきゃいかんとか
スカートの丈は何センチとか


例えば、小学校のランドセル。
教科書やノートの入れ物としては
別になんでも良いわけで、
手提げかばんでも、リュックサックでも
何でも良いはずなのに、
なぜかランドセルを使わせる。


子供にとってみれば、
なんだっていいじゃないか!
こんなルールは無意味だ!
と感じる子もいるかもしれません。


しかし、
ランドセルを「物を運ぶ入れ物」という視点ではなく、
①子供たちの安全を守るもの
②親の経済的負担を減らすもの
 (流行り廃りでいろいろ買わなくても良い)
③6年間使える利便性
などの視点が鑑みれば、
ランドセルを持たせる一定の説得力はでてきます。


もちろん
子供にそんなことはわかりませんから、
子供にとってみれば、
理不尽な合理性のないルールと映るときもある。


でも、それがルールです。


いきなりその真意まではわからない。


長年の積み重ねでいろいろなルールが出来ては消え
出来ては消えていく中で、
小学校はランドセルというルールができた。


そのことが分かるのは
その子がたぶん大人になってからです。


多少「理不尽」と感じながらも
小中高大と進む中でルールを学び
その本質を理解できるようになる。
そうして大人になり、
社会に出たときに
ルールや法律を守る
「ちゃんとした」大人になるわけです。


恐らく大多数の人は
そうして大人になるんだろうと思います。


しかし
ある一定量の人たちは
口で言っても分からない人もいます。


そうした人には
躾としての「体罰」は
致し方ないんだろうと私は思います。


もし、ルールを守ることを覚えずに育った子が、
社会に出たらどうなるでしょう。


カオス


そりゃそんな社会はカオスです。

北斗の拳の世界です。
ウォーキング・デットの世界です。




人間は集団を作って共生社会を作る動物です。


強力な爪も牙も分厚い皮下脂肪も
強靭な筋肉もないひ弱な人間が
なぜ自分たちより明らかに全然強い
熊やライオンや象を動物園に閉じ込めて
見ることができるのでしょうか?


それは大脳が発達し、
人間が集団を作ることを選んだからです。


社会を作って生きていく能力があるからこそ、
弱肉強食の自然界に置いて、
人間が食物連鎖の頂点に立てたんだろうと
私は思います。


巨大に発達した脳が
集団(社会)を作ることを選んだからこそ、
地球上のあらゆる動物の中で
現在人類は最大で最強の繁栄を謳歌できています。


その大切な集団の中で生きる
狭義の上では法律でありルールであり、
広義の上では文化伝統です。


そのルールを守れない人が
社会に大勢いれば、
社会そのものが成り立たなくなります。


社会という集団を維持できなくなったら、
ひ弱な人間はすぐに滅ぶでしょう。


人間社会を生きていく上で
国語ができるとか
算数ができるとか
そんなものよりも、
社会のルールを守れるかどうか?は
非常に重要なんだろうと、
私は思います。


その上で、
ルールを守らなければいけないということを教えるのは
特に年齢が小さい時ほどより重要なんだろうと思います。


体罰を法律で禁止することは
ルールを守らない大人が増えても
致し方ないと考えるのと同義です。



法律やルールで社会をがんじがらめにすると、
負の側面も出てくるんだ
ということも
一方で考えておかなければいけません。


何でもかんでも法律で禁止
処罰は厳罰化


もしその考えが正しいとするのなら、
万引きは即死刑としたら良い。


万引き犯は減ると思いますが、
世の万引き犯って何人いますかね。


全員処刑したら、
こんどは社会が崩壊するでしょう。




最終的には
子供に対して体罰をするかしないかは
そのが、
親の考えで決めれば良い事です。


公権力が決めることではありません。


何でもかんでもすぐ禁止!
違反したら即処刑


それって共産主義的思想です。


そういった意味で
子供のいる家庭での室内喫煙禁止とか
各家庭で決めればよい事柄に対して、
条例で禁止し罰則まで作ってしまう
東京都知事もかなりやばいと思います。

東京都民じゃなくて本当に良かったと思います。


おしまい。

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