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共産主義の国と言えば、
何と言っても世界で初めて社会主義共産圏として
１９２２年に誕生したソビエト連邦。
自由主義の国民党軍と
共産主義の共産党軍の内戦の上、
１９４９年に建国した中華人民共和国。
共産主義で大国はこの２国。
どちらの国でも一党独裁。
その後権力者は自分の地位を守るために粛清を始め、
大量の自国民を死に追いやる愚策が
続けられたのはあまりにも有名。
シベリア送り
大躍進政策
文化大革命
で数千万人の自国民を死に追いやった。
共産主義は独裁を生み、
粛清と自国民の大量虐殺を生む。
現在共産主義を標榜しているのは
中華人民共和国
北朝鮮
ベトナム
ラオス
キューバ
くらいでしょうか？
資本主義の欠点に対する思想として生まれた
共産主義というイデオロギーですが、
マルクス・レーニン主義的な、
純粋な共産主義は現在なくなり、
北朝鮮以外は社会主義市場経済がほとんど。
資本主義を入れながら、
国家がすべてを統制するという体制です。
純粋な社会主義のもとでは
怠慢と腐敗が蔓延しますが、
社会主義市場経済の下では
少なくても国民の怠慢は無くなります。
一生懸命働けば、それだけ稼げますからね。
しかし、腐敗は残ります。
中国では腐敗が蔓延しておりましたが、
周金平さんは「腐敗撲滅」を掲げて、
大物政治家を次々に叩き落としました。
しかし、叩いたのは「江沢民派」だけ。
つまり、腐敗撲滅を掲げ国民を味方につけておきながら、
自分にとっての政敵だけを叩く。
いやー、歴史は繰り返す。
まさに文化大革命で
毛沢東がやったやり方と同じです。
現在いわゆる江沢民派は影をひそめております。
そして、昨年の１０月に行われた党大会で、
３時間半にも及ぶ長い演説をし、
完膚なきまでの「独裁者宣言」を行いました。
「腐敗撲滅」は
政敵を叩くために利用され、
国民は見事に騙され
完全なる「独裁者」が生まれた。
「独裁者宣言」から１４か月が経ち、
現在中国の経済は低迷基調となりました。
周金平さんは相当焦っていると思います。
息をひそめていた江沢民派は
再び力を取り戻し、
自らの地位を脅かしかねない。
また、
ファーウェイの世界的排除運動が広まる中、
米中貿易戦争によって、
中国経済が伸びていく要素は
もうほとんどなくなりました。
周金平さんはますます強硬路線を行くしかない。
今後、江沢民派を狙った粛清が始まると思いますし、
国民に対する弾圧も益々強くなると思います。
特に少数民族やチベット・ウイグルなどで、
国内氾濫がひとたび起これば、
国全体を揺るがしかねない大事件へと
発展する可能性があります。
周さんとしては
自治区での氾濫は絶対に起こしたくない。
ニュースにもわずかに出てきております。
チベット人・ウイグル人へと弾圧は
今後ますます強くなるでしょう。
「中国当局、１００万人を強制収容所に
新疆ウイグル自治区での「民族抹殺」、
生還者らが告発」（ヤフーニュース12/18（火）
ヤフーニュース12/18（火）フリージャーナリスト志葉玲氏撮影）
共産主義の理想は分かります。
しかし、
人間の心はマルクスやレーニンが考えたよりも複雑で、
欲もあれば、偽善や怠慢もある。
人間のこうした
「心の余白」
「良心の余白」
ともいうべき複雑性を持っている。
だから人間は宗教を生み出すし、
また一方で争いがなくなることもない。
共産主義はこうした「人間性」を無視している。
歴史的事実だけを見れば、
共産主義は「独裁」を生み出し、
多くの国民が結果的に殺される。
これが
共産主義の最終的な帰結なんだろうと
私は思います。
今後、
ベトナム、ラオス、キューバなどの
状況も勉強して、
さらに理解を深めていきたいと思います。
おしまい。
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