現実にある貨幣、円、ドル、ユーロ、元 etc etc...
これら通過を発行するのは、言わずもがな国家です。
どれくらい紙幣を刷るか（金融緩和）
どれくらい吸い上げるか（金融引き締め）
この２つの方法で、市場の金利を
コントロールすることができます。
つまり紙幣を刷る権力は
市場の金利を動かすことのできる
強力な権力で、
国家の持っている権力の中でも
相当大きな部分を占めるとてつもなく大きな力です。
さて、
インターネットの発達と
ブロック・チェーン技術の発達で、
仮想通貨なるものが登場しました。
ものすごくザックリ言うと
インターネット上の仮想金本位制です。
そのやり取りは
世界中のネットにつながっているコンピューターが
監視しているので、
誰かが勝手に仮想通貨を偽造すれば、
すぐに足が付きます。
インチキができない、と言うのが最大の魅力。
さらに、為替相場も存在しません。
仮想通貨は世界中で使えますし、
まるでメールのやり取りのように
AさんからBさんへ通過を移動できます。
その際の手数料も格安です。
その利便性から
ビットコインは世界中で急速に普及しています。
現在では外国人旅行者が
両替の手間がないビットコインを国内で使っているようです。
ビックカメラなどでビットコイン決済ができます。
では、ビットコインのチャートを見てみましょう。
２００９年１月３日
世界で初めてビットコインが誕生した時、
１ビットコイン＝０円
２００９年１０月５日 １ビットコイン＝０．０７円
２００９年１０月１２日 １ビットコイン＝０．０９円
２０１０年 ５円
２０１１年 １４０１円
２０１２年 １０１３円
２０１３年 １１００００円
２０１４年 ４１１８０円
２０１５年 ５３３２２円
２０１６年 ６１２９６円
そして、昨日２０１７年６月２５日の1ビットコインは
驚きの ２８４９８６円！！
全く持って驚きです。
１ビットコインが約２８万５千円！！！
２０１０年に1000ビット買うのに５０００円
そのまま１０００ビット持っていると
２０１７年には２８４９８６０００円！！！！！
２億８千万円也！！！！！！！！！！！！！！
とんでもない倍率です。。。。
５０００円が２億８千万円ですからねぇ・・・
ともあれ、
ビットコインを欲しがる人が増えている
と言うことだけは事実。
自国の通貨を売って、
ビットコインを買うわけです。
通貨は信用そのものですから、
ビットコインの価値が上がっているということは
相対的に国家が刷る貨幣の価値が落ちていることを意味します。
お金の信用は金利に現れます。
現在日本の長期国債金利は限りなくゼロに近い0.055％
国債を買ってもほとんど増えません。
これは日本円が世界で信頼されている証拠です。
もし日本円の信用が無くなると
国債を買う人が減ります。
そうすると金利を上げないと誰も買ってくれません。
各国の金利を見るとその国の信頼度が分かると言うわけです。
円を売る人が増えれば（信用が無くなれば）、金利が上がり、
円を買う人が増えれば（信用が上がれば）金利は下がります。
ものすごく根源的な問いですが、
お金とはなんでしょう？
お金は、それを皆がお金と思うからお金なわけですが、
現実的にはただの紙切れです。
その紙切れに価値を与えているのは国家で、
国家が信頼されているから、お金をお金として
皆が使えているわけです。
国家という後ろ盾があるから
お金がお金として機能する。
しかし、
世界中でビットコインが普通に使えると、
国家最大の権力ともいえる紙幣発行権が
形骸化されていきます。
つまり、長期的には国家解体に繋がりかねない
ドラスティックな変革が急速に広がりつつあります。
ビットコインは中央集権的な国家の信用を必要としません。
分散された世界中の取引履歴のデータが
その信用性を担保しています。
中央集権的な紙幣に対して
非中央集権的な紙幣がビットコインと言えます。
今までになかった形の信用性担保機能が
仮想通貨の価値を支えています。
恐らくブロックチェーン技術はさらに発展し、
それを止めることは出来ないでしょう。
世界から国家観が失われゆく序章なのかもしれません。
国家の終わりの始まり。
なんでしょうねぇ
ユダヤ資本やロスチャイルドの新たな陰謀か？
はたまた
国家解体を企むコミンテルンの策略か？
資本主義の行き着く先と
共産主義の行きつく先は
同じだと、元ウクライナ大使の馬淵睦夫さんが
言っていたことを思い出します。
いずれにしても
インターネットは世界を急激に変化させていますねぇ
ついていけるか??
自信ないなぁ・・・
おしまい。
