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2013/04/08

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クワとトラクター
先日撮りためていたビデオで
「未来世紀ジパング」を見ました。
先月くらいにやっていたやつかな?
「ハイパーインフレその後」と言うお題だったと思います。

いや、やはり池上彰さんの解説は非常にわかりやすいですね。
あのプレゼン能力には脱帽です。

アフリカ・ジンバブエのお話なのですが、
ジンバブエが長い白人支配から独立したのが1980年。
その後奇跡の発展を遂げ
1大農業国になったわけですが、
依然として多くの土地を白人が所有し、
機械化による大規模農場を経営していました。
しかし、2000年に白人が所有していた土地を
国民の返そうという「白人農地強制接収」政策が採られ
多くの土地は白人の手から、黒人に移りました。
しかし、大規模農場の経営ノウハウや技術を知らないわけですから、
一気に生産性が落ちます。
多くの農地は荒れ果てた雑草地帯へと変わりました。

生産性が落ちた分は輸入に頼らざるを得なくなり、
また、白人の土地を強制的に接収したことで、
外国から経済制裁を受けます。
そのせいで、海外からのお金の流入が止まりました。
結果、大変な財政難となります。

外国から食料を輸入するために、
どうしてもお金が必要なわけですが、
仕方なく、政府はガンガンお金を刷りました。

これがハイパーインフレの引き金となった。

インフレ率は恐ろしいことに796億パーセント。
これは1日で物価が倍になると言うことです。
1円だったものが、月末には8億円になる計算。

スーパーインフレを超えてハイパーインフレとなりました。
大量の札束を積みあげなければ、パン一斤すらかえません。
もはやジンバブエドルは何の価値もない紙くず同然となりました。

そこでジンバブエ政府は自国のお金の流通を禁止して、
複数の外貨を導入することで
ハイパーインフレから抜け出すことに成功しました。


ハイパーインフレを抜け出したジンバブエのその後
と言うテーマで番組は進みます。


自国通貨を捨てると言う苦肉の策で
インフレを抜け出したジンバブエ政府ですが、
農業の生産性は依然として低いままでした。
人々はクワで畑を耕さざるを得ない状況のままでした。
インフレを抜け出したことで、
人々の暮らしも幾分上向いたわけですが、
壊れたトラクターを直すには、まだまだお金が足りません。

クワを使って人間の手で耕せる耕作面積など、高が知れています。
これでは生産性を上げることなんで出来ません。

生産性を上げるためには、どうしてもトラクターが必要です。

そこである日本人がトラクターのレンタルビジネスを始め、
ジンバブエの農産物の生産性向上に一役買っている、
とのこのでした。


まぁ、ざっくり番組をまとめると、
金やプラチナなどの資源獲得をしていく上で
アフリカへの貢献は今後ますます重要になってくる。
もっともっと、アフリカに注目しよう!!
という話でした。


さて、番組を見終わって、
私が第一に思ったのは
技術がないと、生産性が上がらない、と言う部分でした。

当たり前の話ですが、
広大な面積を耕すには、どうしてもトラクターが必要です。
人の手でクワを使って耕しても、生産性は上がらず、
人件費による単価は上がりますし、取れる農作物も少ない。
機械を使って、大量に少ない人員で収穫することにより
安く、大量に農作物を作れるわけです。
そうすることで、はじめて採算が取れるようになる。


農業用大型機械
掘削用大型機械
超大型運搬トラック
これら大型重機を作るのは日本のお家芸です。

これらを作る技術がなければ、
生産性を上げることはできません。


よくよく考えてみると、
世界中で使われている大型重機の多くは日本製です。
例えば、
オーストラリアで取られている資源の多くを採掘しているのも
日本製の大型重機です。
もし、日本がこうした大型重機の提供をやめれば、
オーストラリアの資源生産性が極端に落ち、
採算が取れなくなるでしょう。
世界との資源価格競争に負け、
資源があることを知りながら、
採掘できない、と言う状態になってしまいます。



シェールガスにしても、優れた掘削技術がなければ、
採掘できません。
話題のメタン・ハイドレートも同じです。

つまり、技術がなければ、資源は獲得できない、という事です。
逆に言えば、技術があれば、資源は獲得できる、という事と同義です。

最近日本の海底に大量のレアアースも発見されました。
これを掘るのも技術がないと採掘はできません。


技術大国であり続けることが、
日本が世界の中で生き延びていく
最も有効な道筋ではないか?

と、そんな風に思いました。


最近の学生は理系離れが進んでいるようですが、
科学技術立国として、
今後も伸びて行くために
理系離れは深刻な問題となるかも知れません。


やっぱり教育なんだよなぁと、しみじみ思う。


なかなか撮りためてあるビデオを見る時間がありませんが、
がんばって夜な夜な見ようっと。

おしまい。
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