昨日、期日前投票に行ってきました。
毎回投票の時に思うことですが、
最高裁判官の不信任投票。
何人かの名前が列挙されていますが、
誰がどういった判決を出しているのか？
そして、その判決が自分の判断と符合するのか？
本気で知ろうと思ったら
判決を自分で調べなくてはいけません。
一体誰がそこまで調べて不信任を判断するのでしょうか？？
×印を付けなければ、自動的に信任ということになります。
おそらくほとんどの人が×印も○印もつけずに
投票箱に入れることになるので、
最高裁判官が不信任になったことは
私の知る限り過去ありません。
この制度自体が正しく機能しているとはとても思えない。
そもそも○も×も書かず、
意思表示をしないで出すと自動的に信任という
その仕組み自体に不信任を出したい。
そういった意味で
私は全員×を書いて出しています。
内閣総理大臣が最高裁判官を任命するわけですが、
出来れば最高裁判官も国民が選べるようにすることが、
一番の国民審査だと思いますし、
私たちの意識も最高裁判官の人格や歴史観に対して
注視するようになると思います。
えー、さて、いきなり話が脱線してしまいましたが、
昨日、期日前投票に行ってきました。
今回ほどどこに入れるか悩んだことはありません。
どこの党が政権をとるべきか？？
政党の大きさからして、
現実的には民主党か自民党と言うことになります。
第三局も勢力を伸ばすと思いますが、
政権をとるとは思えません。
個人的には一度総理大臣を投げ出した安倍さんが
再び総理大臣になってもなぁと思っています。
また小泉さん以降、あまりにも総理大臣が
ころころ変わってきているので、
そのつど方針が変わったりして、
政策の一貫性が取れず、
決めなければいけない事が全く決められない。
諸外国からしても、日本のトップがこうもコロコロ替わっては
うまくいくはずの外交もうまくいくはずがありません。
また、
自民党以外がはじめて政権を取ったわけですから、
民主党はいわば政権与党初心者なわけです。
自民党が長い時間をかけて、
がっつり作り上げた利権構造、
こういった構造上の利権ヒエラルキーを
一足飛びに変えることは
数年ではおそらく無理でしょう。
最低でも１０年はかかると思います。
民主党が政権を取ってから、
いろいろ迷走してきましたが、
それと同時に多くを学んできたと思いたい。
私は民主党にもう一度がんばってもらいたいと思います。
最大の理由は野田さんと安倍さんの党首討論。
完全に野田さんの気迫勝ち。
野田さんは離党者が多発することも
政権を失うかもしれないという思いも
当然あったと思いますが、
解散総選挙を決断した。
野田さんには「覚悟」があったと思います。
肝が据わった気がします。
覚悟がある人に総理大臣をしてもらいたい。
そう思います。
ま、しかし、新聞などの下馬評は自民党大勝みたいな感じですね。
今回の選挙は争点が非常に多い。
原発
震災復興
税と福祉の一体改革
外交
雇用
TPP
などなど、
全ての問題に対して自分と同じ考えをもった党はない。
プライオリティーの高い問題に対して
どの党が自分の考えに近いかが問題です。
しかし、政治を前に進めるためには
我慢も必要。
政権がコロコロ変わっては進むものも進みません。
今回民主に入れたのはいわば執行猶予みたいなもの。
初めて政権を取り、政権与党の難しさを
身をもって学んだのは民主党だけです。
頑張れ野田さん！！
ちょっと話が脱線しますが、
昨日妻と医師や看護士が不足していている問題について
話題になったのですが、
現在医療や福祉を必要としている人の多くは
団塊世代だと思います。
そして、団塊世代を最前線でケアーしているのは
団塊Jr世代ということになります。
団塊Jr世代もそれなりに数が多いわけですが、
それでも団塊世代の圧倒的な人口の多さからすると
現在、医師・看護士ともに不足状態なわけです。
最低限の看護しかできない。
しかし、
団塊Jrが年老いて、団塊Jrが医療や福祉を必要になったとき、
それを支えるのはさらに若い世代と言うことになる。
ちょっと考えれば、
恐ろしいほどの医師・看護士不足の時代が
やってくることが分かります。
年老いて、本当に医療や福祉が必要になったとき
それを支える人達がいない。
私を含めた団塊Jrの世代が年老いた時、
病気や怪我をしても、医師・看護士がいなければどうなるか？
必要な治療もケアーもされず、
のたれ死ぬ人が増えるかもしれません。
病気にならない。
また怪我をしない。
と言うことが最大の課題となるでしょう。
あと２０年もするとそんな時代がやってきます。
２０年あれば、医師・看護士ともに増やしていく政策は取れる。
あまり問題視されていない問題かも知れませんが、
今後政策の争点として取り上げて欲しいものです。
あ、あと若い人！！
特に２０代の方々！！
２０代の前回衆院選投票率はおよそ50％足らずです。
「選挙に行ってもどうせ変わらない」と言う人もいますが、
いかなければ何も変わりません。
人口比率的にも少ないとは思いますが、
選挙に行かなければ
ますます影響力が下がってしまいます。
必ず行くようにしましょう！！
昔、女性は選挙権すらありませんでした！！
いっぱい納税している人しか選挙権がない時代もありました！！
今は20歳を越えれいれば
すべからず全員に選挙権がある大変恵まれた時代です！
先人が築き上げた大切な選挙権です。
有用に使いましょう。
選挙に行かないのは
「自ら選ぶ」という責任の放棄だと思います。
責任を取らない人には権利もありません。
今日は散文！！
おしまい。
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