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2011/10/23

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日本の将来を考える
今話題のTPP
Trans-Pacific Partnership
環太平洋戦略的経済協定

属する立場によって民主党内だけでも
完全に意見が2分しています。

TPPに参加することが
はたして本当に日本の国益になるのか?
日本の将来に希望が持てるようになるのか?

ここが一番の問題点です。

TPP参加推進の方の意見を聞けば
ああ、参加したほうが良いと思うところもありますし、
一方、慎重派の意見を聞くと、
辞めておいた方がいいかなぁとも思います。


私は将来的にはTPPに参加するべきだと思います。
ただし、
日本に有利なルール作りができるという条件付きです。
慎重派の推進派とでも言いましょうか
ちょっと玉虫色な意見ですが、なかなか難しい。。。。

理由は以下の通り

①アメリカ主導であること
 現在のTPP参加国は
 シンガポール
 ブルネイ
 チリ
 ニュージーランド
 の4カ国。
 参加を表明している国は
 アメリカ
 オーストラリア
 ペルー
 ベトナム
 となっています。
 これに日本が加わるとなるとそのGDP比は
 アメリカが67%
 日本が24%
 となり、全体のなんと91%にもなります。
 現実的には日本とアメリカのFTAといっても良い状態。
 今までの経験上、
 日本に有利なルールが作れるとは残念ながら思えない。
 結果的にはアメリカの企業だけがおいしい思いをするようになる
 と思います。
 
②中国、韓国が参加しない。
 著しい経済発展をしている中国が参加しません。
 貿易量の多い中国や韓国が参加しないと
 日本にとっての利益も少ないと思います。
 また、ライバルである韓国は
 TPPでは不利になると考え
 関税の例外品目が付加できるFTAに切り替え
 すでにアメリカと締結しています。
 TPPには関税の例外品目は認められていません。

③食料自給率が下がる
 これはもう確実
 日本よりも圧倒的に安い米や小麦が入ってきます。
 クオリティーが全く同じだとして
 10キロ3000円の米と
 10キロ1500円の米とどちらが売れるか
 答えは一目瞭然です。
 現在の日本の食糧自給率は
 農林水産省の試算によると約40%です。
 ま、この数字が正しいのかどうかの議論はここで触れませんが、
 食料自給率の低下は国力に大きく関係してきます。
 農業の生産性を上げるためには
 大規模化することが必須ですが、
 日本は地形的にも面積的にも
 アメリカやオーストラリアのような大規模農場は作れない。
 ちなみに
 アメリカの食料自給率は124%
 オーストラリアにいたっては173%です。
 各国とさまざまな交渉をするに当たって
 この食料自給率の低さは確実に不利となります。
 兵糧攻めにあったら
 不利な条件でも受け入れざるを得なくなる。
 

上記3点の理由から
今のところ迅速なTPP参加には慎重派です。




最初にも述べましたが、
日本の将来に希望が持てるようになる、ということが
最大の目標です。
言い換えれば、
今後どうやって日本が食っていくか?
ということです。

少子高齢化はますます進み
日本国内の需要は減少する以外ありません。
そんな状況の中で
GDPを上げていく方法は単純に2つ。
外に広がるか、内に広がるか、これだけです。

外に広がる場合
TPPに参加することで自動車産業やIT業界など
一部元気のある企業は関税という障壁がなくなり、
どんどん外に出れるようになります。
(ま、これもTPPのルール次第ですが・・・)
農業などの一部産業は衰退するでしょうが、
利益分配を再構築して1次産業が衰退しない対策を
取れれば問題ありません。
日本主導のTPPルールが作れ、
かつ、食料自給率を落とさない政策が作れれば
外に広がっていっても何の問題もありません。
しかし、考察にあるように日本に有利な条件を作れるとは
今までの歴史上非常に考えずらい。

内に広がる場合、
内需を増やすということですが、
方法としては大規模な移民受け入れです。
これは以前の日記でも書きました。

日本の70%はサービス業です。
つまり、国内で消費されるサービス。
この地盤が固まればわざわざ外に広がる必要がない。
国内の産業で食っていける。

これだけ安全で暮らしやすい国は
世界的にもきわめて稀です。
日本に住みたいと思っている人はいっぱいいるはず。
どんどん移民を受け入れて内需を増やす。
内需が増加傾向に以降し
TPP参加国の中でのGDP比が上がれば、
ルール作りをする上で大きな発言力ができます。
今のGDP比ではアメリカの意見を飲まざるを得ません。


前首相の菅さんは「国を開く!」と高らかに宣言したわですが、
日本が本当にグローバル化するためには
日本人が真の国際人にならなければいけません。
もし、日本の小中高大の学校に
モンゴロイド、アングロサクソン、入り乱れた環境であれば、
その中で育った人こそ、本当の国際人として
世界に通用する人材になると思います。

日本人だけの日本語だけの教育を受けた人が
いざ社会に出て急にグローバルだのメトロポリタンだなどといわれても
対応できるはずがありません。

国際競争力を付ける為には
交渉力も含め真の国際人が必要です。
よく日本に交渉力がない、といわれるのは
良くも悪くも「村社会」でぬくぬくと生きてこれたからだと
私は思います。

大規模な移民を受け入れ内需を増やし
真の国際人の育成に力を入れること

これこそが、今後日本が食っていくための道だと
私は思います。


今急いでアメリカルールのTPPに参加する必要はありません。
ちょっと上から目線になりますが、
TPP参加国が「どうか日本もTPPに参加してください」と
頭を下げてきたときに参加しても決して遅くはないと思います。





移民が増えて、その全員が国民健康保険に加入し、
国民年金を払うようになれば、
日本の破綻寸前の福利厚生も改善すると思いますけどね。



みなさんはどうお考えですか?




おしまい。







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