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2006/10/30

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人として・・・・・
いつものことですが、
ヤフオクで買ったと言うオートバイが入庫。

エンジンセルモーター付近からガラガラと
異音がすると言うことでしたが、
セルモーターからクランクシャフトに
力を伝えるギア、
こいつを支えるシャフトが入っていませんでした。
ありえません・・・・

バイク自体はバッテリーレス化されているので、
いずれにしてもセルモーターは使えないので、
ギヤごと抜き取って修理完了。

クランクケース内壁を多少削っていましたが、
問題ないレベルでしたので、
ケースはそのままです。

と、
ここまでなら、
何の問題もありません。

エンジンかけようと思ったら、
全然かからず。

原因は
1 ガソリンタンクサビサビ
2 キャブレターにサビが周っている。

ま、これもありがちです。

キャブを開けてみると
水とサビがべっとり。
良くこれで走ってこれたもんです。

キャブのO/Hをして再点検。

全然かかりません。。。。
プラグに火も飛んでいます。
圧縮もあります。
キャブはO/H済み

「良い圧縮」
「良い点火」
「良い混合気」

この3点がそろえば必ずエンジンはかかるはずです。

何をどうやってもエンジンかからない・・・

よーっく見ると
メインスイッチがやたら新しい感じ・・・
配線をたどってみてみると、
なにやら良くない感じでいじってあります。

他車のメインスイッチを持ってきて、
無理やり取り付けた感じです。

うーん、あやしい・・・

メインスイッチを調べてみると
なんとOFFの状態で回路ができるようになっています!

ためしにメインスイッチをOFFの位置にして再点検。

あっけなくエンジンがかかりました。

うーん、怪しすぎる・・・・

他の配線もぐるっと見てみると、
なんと!

フレーム番号の打刻が削り取られています!!!
盗難車の可能性大です・・・

お客様にすぐに連絡を取り、
譲渡証明書の有無と
名義変更をどのようにやったのかお尋ねすると
「譲渡証なしでも名義変更できる」旨を伝えられたようです。
って・・・
出品者と所有者は同一人物であるか聞くと、
「代理出品で、友人のを売った」そうです。
その友人とも実際にあったそうですが、
出品者の友人と名乗る人物が所有者である可能性は
極めて低いと思います。。。。


登録書類を持ってすぐにお客様がご来店されて、
早速書類を確認。

すると、
決定打ともいえるものを発見。
このオートバイは機種コードからして、
2000年以降のモデルのはずですが、
お客さんの持ってきた書類上のフレームナンバーは
2000年以前に作られたモデルです。
機種コードAAA(仮)のフレームナンバーは
BBB〜(仮)から始まるはずなのですが、
お客さんの持ってきた書類に記載されている
フレームナンバーはCCC(仮)でした。

つまり
今ここにあるバイクの書類ではありません・・・

うーん、、、、、
事件の臭いがプンプンします

おそらく、
盗難車のフレームナンバーを削り取り、
違う盗難車の書類とナンバーを
ニコイチにしてヤフオクで流した可能性があります。

多くのヤフオク車を修理してきましたが、
今回のような一件は初めてです。

今のところ出品者とは連絡が取れないみたいです。。。
買ったお客さんはもちろん何の非もなく被害者です。、

そして、
実際に盗難にあっている被害者の方がどこかにいるんです。
また、仮に被害者の方が盗難届を出していたとしても、
フレームナンバーを削られてしまっているので、
当該車両が盗難車として認められる蓋然性は乏しく、
発見はほぼ不可能でしょう。

人の不幸で飯を食っている奴がどこかにいるんです!!
人間として最低です。

修理するとかしないとか、
バイクが調子がどうのこうの言う以前の問題です。

今日は気分が悪いです。

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